様々な痔疾患

痔疾とは?
かかりやすい病状のものから順にならべると・・・・
『痔核』(いぼじ)
痔の中でもっとも多い病気で、肛門静脈の血管の一部に”血栓”と呼ばれる血液の塊ができて、血液がうまく流れず、静脈に鬱血が起こり、いぼの様に腫れあがってできる。
『脱肛』(ぬけ痔)
肛門の粘膜が脱出したり、直腸の粘膜が脱出して、痔核が脱出したまま肛門内に戻らない状態。
『肛門周囲膿
大腸菌その他の腸内細菌による肛門周囲組織の感染、化膿症。肛門の浅い所にできると、肛門の周囲が腫れ上がり、夜眠れないほどの強い痛みと発熱が生じる。

急性の炎症→膿:痛み(圧痛・疼痛)、熱感→進行(膿の貯留):発熱、悪寒、全身倦怠感→排膿:苦情(即ち痔ろう)、病状の緩和

このように肛門周囲膿瘍痔ろうと親子の関係にある。
『痔ろう』(あな痔)
肛門周囲膿瘍が肛門の外側に腫れ上がってきて、自然に破れたりして膿が排出した路(トンネル)ができる。膿が溜まっていれば、痔ろうの出口から少量の膿が流出し続けることになる。

膿が排出されれば腫れが引くが、再び腫れてきて破れ、膿が出ることを繰り返す。膿が肛門周辺に出る時痒みが生じる。(肛門掻痒症)いつも不快感があり、難治である。
『裂肛』(きれ痔)
硬い糞便にこすられたり、浣腸などの刺激によって歯状線より下部の肛門の粘膜に切り傷が入ったもの。主な症状は排便時及び排便後の激しい痛み。出血は少ない事が多いが、大量の出血の場合は貧血にもつながる。また、細菌感染による患部の悪化、肛門潰瘍につながる。
『肛門ポリープ』
痔核とは異なり、肛門小窩の繰り返す炎症により硬結したもの。肛門部の不快感、異物感、排便痔痛、出血、脱肛するようになる。また、ポリープになると肛門の進展が悪くなり、排便の際に隣や外側が縦長に裂けて裂肛を起こす。更に大きくなると、ポリープと共に痔核が脱出し、症状が悪化する。