腎臓では、身体に不必要な老廃物や、肝臓で解毒され毒性の少なくなった有毒物質などが尿として排泄されます。また、体液のバランスを崩すもとになる余分な水分や塩分、老廃物についても尿として排泄していきます。従って、この腎臓の働きが不十分になると体内に毒素が溜まるようになり、肝臓をはじめ、身体のあちこちに負担がかかる様になります。また、水分・電解質の調節や腎臓には血液量を感じる部位があり、血圧に関するホルモンの分泌を調整しているため、腎臓の機能が悪くなると血圧が上昇し、高血圧になる場合があります。
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『急性腎炎』 |
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のど風邪や扁桃腺炎、肺炎、中耳炎などの上気道感染の続いて発症する。細菌感染後、1〜3週間位で発症する事が多い。糸球体に炎症が起こるため、腎臓で作られる尿量が減る。喉の痛みや発熱の後、高血圧、むくみ、蛋白尿、血尿等が見られる。一般的に治りやすく、発病後1〜2ヶ月のうちに症状が消失し、8〜9割が治癒していく。特に小児の場合は成人に比べて治癒しやすい。しかし、一部に治りにくい慢性腎炎に移行する。 |
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『慢性腎炎』 |
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急性腎炎から治らず悪化したものや、発病時期が不明なもので、尿検査により蛋白尿や血尿が1年以上も続く場合を言う。子供よりも大人と言うように、年齢が高くなると発症率も高くなる。特有な自覚症状はほとんど無いが、腎機能低下から時には腎不全へと移行する。 |
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『ネフローゼ症候群』 |
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血液のろ過に働く糸球体の障害により、ろ過されたタンパク質の再吸収が間に合わなくなり、しまいには尿中に多量のタンパク質が漏れ出る。子供の場合は原因不明の原発症のものが多く、大人の約半数は腎炎からおこってくる。典型的なネフローゼは小児に多く、足や顔のむくみが見られるのが特徴で、多量の蛋白尿が続くと、低蛋白症、高コレステロール血症などが見られる。従ってこれらの症状を起こす病気をまとめてネフローゼ症候群と言う。一般に発病率は大人より子供の方が高いが、子供は治りやすく、大人は治りにくい傾向にある。 |
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『腎不全』 |
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腎臓に異常が起こって、体液の恒常性を維持する働きが低下した状態。欠尿や無尿の場合はむくみが起こるのが一般的で、進行すると尿毒症を起こす事もある。一般的な症状は、食欲不振や動悸だが、けいれんなどの重い症状も現れる事がある。 |
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『腎盂腎炎』 |
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多くは一般細菌感染による炎症。急性時には発熱、全身倦怠感、排尿障害などを伴うが、慢性時には必ずしも自覚症状を伴うわけではない。尿道が男性に比べて短いため、特に女性に多く発症する。膀胱炎がきっかけとなって腎盂腎炎が起こりやすい。 |